肺胞低換気はどう見抜く?私の鑑別方法

呼吸困難の鑑別、

呼吸困難があり、SpO2は下がっていない → 低酸素血症以外の低酸素症(貧血、循環障害など)

呼吸困難あり、SpO2低下

➩ 肺胞低換気換気血流比不均等拡散障害シャントのどれかとなります。

 

・PaCO2が45㎜Hgを超えていれば肺胞低換気の可能性があり、AaDO2を計算、10㎜Hg以下であれば肺胞低簡易確定、ただし、血液ガスが取れなければわからないので胸郭の挙上を確認

 

胸郭挙上無し → 気道確保しても胸郭挙上無し → 呼吸停止よってバックバルブマスク

→ 気道確保して胸郭挙上確認 → 舌根沈下、よって意識障害の原因検索

AaDO2 10㎜Hg以下 → 用手人工換気(バックバルブマスク)を行い、換気量低下の原因検索

AaDO2  15㎜Hg以上 → 換気血流比不均等、拡散障害、シャントのどれか。

SpO2低下と血圧低下の両方 → 肺血栓塞栓症

肥満 → 無気肺

 

あたりを考えつつ、頻度が高いのは、拡散障害

・肺炎

・肺水腫

・心原性肺水腫

・非心原性肺水腫

・ARDS(急性呼吸窮迫症候群)

・尿毒症性肺水腫

・神経原性肺水腫(くも膜下出血など)

・その他(間質性肺炎、肺線維症その他)

 

を鑑別、それらがなければ、病歴を考え、シャント疾患の鑑別で心室中隔穿孔によるアイゼンメンゲル症候群肺動静脈奇形があれば、それ。

 

ほとんどがここに入ってくると思います。看護師的にはこれだけ理解できていれば十分だと思います。逆に言えば、ここに書いてあることは理解しておく必要がありますね。

 

YouTubeでも解説しておりますのでぜひご覧ください!

 

 

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 以前いた患者さんで、痰による閉塞で陥没呼吸になっている方がいました。2.3日で急変したため他院に救急搬送しましたが亡くなりました。

    うちの病院は血液ガスが採れないので、フィジカルが命綱。
    病態を予測しておくことは大事ですね❗️

    • その通りですね。
      血液ガスが取れないと答え合わせができないことがつらいですが、そこは変えられないのでフィジカルを磨いていきましょう!

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