大動脈弁狭窄症は見抜けるぞ!


心音は難しいイメージがあるかもしれませんし、確かに簡単ではあります。
ただし、唯一と言っていいほど簡単な心雑音があります。それは、「大動脈弁狭窄症」です。
胸骨右縁第2肋間に聴診器を当てて(ベル型)、「ぎゅうぎゅう」聞えればまず間違いなく大動脈弁狭窄症と考えられます。ただし、極めて重要なポイントが2つあります。
1.重症大動脈弁狭窄症は、狭窄音が聴取されない
2.狭心痛を伴うが、狭心症ではないためニトログリセリンが禁忌
である点です。狭心症の共通点として、「狭心痛」「ST低下」があるため、安易にニトログリセリンを使用すると血圧が下がってショックになる可能性があります。狭心痛があってST低下があったとしても、心音を確認してから慎重にニトログリセリンを使用するアセスメント能力が求められますね。
詳しくは、YouTubeで解説してします!



コメント
コメント一覧 (2件)
高齢になると、ASのリスクも上がりますが、心筋梗塞もリスクが上がってきますね。以前夜勤で、ASの+心筋梗塞の患者さんが胸痛を訴えました。当直医は、循環器のことは専門でなく、麻薬の説明も家族にしていない段階。対症療法として仕方なく、ニトロの舌下とβ遮断薬を処方しました。血圧が下がることはなく経過しましたが、当直医も判断するのは大変だったでしょうと今でも思い出します。
情報が少なければ当然医師でも対処の判断を外すことはあります。
重要なことは、そのあとチームで情報を集めて修正することですね。
医師の言うことは絶対という時代ではないですね。
優秀な先生は軌道修正がすこぶる早いイメージです。